2012年06月10日(日)
公的年金切り下げ等に反対し、拡充する意見書提出を求める請願について [議会活動]
6月6日から始まった6月議会、第二回寄居町定例議会にいて請願、タイトルにある内容について紹介議員、大久保博幸、原口 昇、真下 昇、田母神節子が主旨説明を行いました。
「構造改革」による規制緩和、長引く不況のもとで地域経済の疲弊、雇用の悪化が進み生活格差の広がりと共に、生活そのものが崩壊の危機に直面しています。このような経済やくらしの危機が高齢者に重くのしかかっています。
60才以上の高齢者にとって年金を60才〜65才へと引き上げられたことは、大変なショックです。年金にはその働き方によって国民年金、厚生年金、共済年金、企業年金等々ありますが、20才〜60才まで一般に掛けます。国民年金は25年間掛けないと満額もらえません。60才で定年になり働き場のない人にとって65才からの年金ではくらしてゆけないため、減額されても受給せざるをえない人が国民年金では44%も居ます。
また、単身高齢者の30%の方の年金の年収は、100万円以下(月8万円程度)です。2013年4月からは公的年金額を0.3%減額することを決めました。そして2012年〜2014年までの3年間2.5%下げられたら大変です。介護保険料も28%も値上げされ、75才以上の後期高齢者医療保険料も値上げです。高齢者が安心して生活できなくなると、若い世代にも大きな影響が出てきます。せめて自分が納めた年金は切り下げないでほしい、年金開始年令もこれ以上引き上げないでほしい。無年金、低年金対策も考えてほしい、この高齢者の思い・願いを寄居町から国へ意見書を出してほしいという請願です。よろしくご審議のうえご協賛下さい。
Posted by たもがみ 節子 at 03時46分 コメント ( 0 )