2009年05月14日(木)
秩父事件の足跡を訪ねて 寄居町(金尾・風布)を歩く その2 [日々の活動]
私たちは、波久礼駅を9時30分に出発し、花輪治左衛門さんの生家(金尾)を道路から見学し、四阿崖で休憩し、小林みかん園のある田島倉次郎宅〜桑原定八さんが立てた馬頭観音を見学し、金比羅神社で昼食にしました。
ここの神社は「日本の里」風布館を左手に見て、今は廃校になった風布小学校手前を右にとり、しばらく登った右手の入ったところに「秩父事件顕彰碑」と「秩父事件追念碑」が建っています。
2時間近く歩いただけなのに汗びっしょり、この山道を夜を中心に連絡を取り合い、結集した人々の足腰の強さはもとより、その信念の強さを思い知らされました。
昼食後、風布の森田稲蔵宅とお墓、石田造源八宅は道路から見学し、風布館 宮下沢五郎宅を見学し、最後に花輪喜平宅(花輪仙造さんの祖々父)のお墓まいりをし、お線香をたむけました。
この日は寄居町9条の会主が催し参加したものです。篠田健一さん(秩父事件研究顕彰協議会事務局長)の説明を受けました。参加者は寄居町に古くから住んでいる人よりも数十年前に寄居町に移り住んだ人がほとんどでした。参加者は、より深く寄居町を理解し、一層好きになったように思われますした。
旧吉田町では町が中心になって秩父事件を顕彰し、町内のあちこちにその足跡をたどる道標が立てられていると聞いています。金尾のように住民の85.5%が参加し、風布も62.9%の住民が参加しているこの事実をもっともっと多くの人々に知らせることは行政の仕事ではないでしょうか。
「お上にタテをツク者」ではなく「住民が主人公の政治の実現を」こそ、今求められているのではないかと考えます。
Posted by たもがみ 節子 at 05時26分 コメント ( 0 )