2009年04月26日(日)
斉藤公子先生のこと その3 [保育問題]
4、斉藤公子先生の保育
「保育に科学を」と言われました。保育理論は、教育学者エミールから学ぼうと埼玉大学の清水先生から10年間「エミール」を斉藤先生も一緒に学びました。
また、労働者勤労通信など柳田謙十郎先生から哲学を学びました。井尻正二先生から生物学などを学びました。
そのことが保育に生かされる。物の見方考え方から始まり、子どもをどうとらえるのか。人間が発達するうえでの0才、1才、2才と年齢ごとの節目でのつまづき、原因は何か、その子ども自身なのか、環境なのか、どう対処するのか、手立ては何か等々を先人達から学び未来へとつなげてゆく。それは大人自身の感性が育っていないと問題を早期に発見できない。
また、5才にもなると豊かな文化の中で育つことが、より人間らしく成長してゆく証になること。それには、常に大人が文化的であること、良い音楽や演劇などに触れていることが必要と、東京までバレー、音楽、演劇など鑑賞に行きました。
「子どもだからこそ本物に触れさせることが必要で大事なこと」と言うのが斉藤公子先生の口癖でした。
Posted by たもがみ 節子 at 05時17分 コメント ( 0 )