2008年02月19日(火)
後期高齢者医療制度 いよいよ四月から実施 [日々の活動]
去る、2月13日、後期高齢者広域連合が開催(埼玉会館)され、この議会に傍聴して来ました。
条例、一般会計、事業会計、請願、一般質問と盛り沢山の中味は、午後1時半より4時半近くまでかかりました。傍聴者は、昨年の11月の保険料を決めたときより少なく感じましたが、用意された席は殆んど満席状態でした。
20名中17名の出席で75才以上の埼玉県の高齢者、57万人の医療関係の問題が、十分審議されるのか疑問を持ちました。
埼玉県は、広域連合の後期高齢者の医療に対して一円の補助金も出していません。東京都では二億円から出しています。このことにより一般基準から言えば東京都の方が保険料が高くなる訳なのに埼玉県よりも低く抑えられています。この業務を進める職員も35名の定数のところ33名ですすめているという状況です。
埼玉県内でも唯一、小鹿野町は国保会計に占める医療費の割合が20%も県平均よりも低い、医者にかかる前の予防の段階で元気な高齢者が多いことから保険料が大きく免除されます。1千数百万円の免除分は国が持つようです。
1年間保険料を滞納すると保険証を渡さないことについて、請願の内容とも重なりますが、広域連合会長は、「市町村によってバラつきがあってはならない」とし、今まで国保においても市町村の考えで資格証明書を発行していないことに対する批判であり、徹底させたい考えのようです。
一番心配な点は、収入がゼロでも保険料がタダの人は居ないことです。最低月1,060円は支払う仕組みになっています。
算定基準に資産がなくなったので山林や田畑、土地を多く持っていた人は、国保の時より保険料が低くなるようです。資産もアパートや駐車場経営など収入が多くあっても低くなるという矛盾も含んでいます。
2月18日には、後期高齢者医療制度の中止・廃止を求める埼玉集会が、各種団体の代表者の集いが行われました。外国には例のない高齢者いじめのこの制度の中止・廃止の声を地方からも上げて行きたいものです。
Posted by たもがみ 節子 at 11時23分 コメント ( 0 )